生後一か月までの猫ちゃんの育て方
生後間もない小さな子猫ちゃんを飼う事となりましたので、筆者の勉強も兼ねて、生後一か月までの猫ちゃんの育て方のポイントについてまとめてみましたので、是非参考にしていただけたらと思います。
Contents
体温調整について
体温調整って大事なの?と疑問を持たれる方は多いかもしれませんがかなり重要なポイントです。本来であれば、母猫が子猫ちゃんの体温を下げないよう体で温めてあげるのですが、母猫がいない場合には、それが出来ませんので、母猫の代わりにその役目を飼い主さんが行わなければなりません。生後間もない子猫ちゃんの場合、体毛もまだ生え切っていない事や臓器が未熟で体温調整が出来ない事で最悪の場合、死に至るケースもあります。特に雨などで濡れたりしてしまうと更に体温低下を招き重大な危機となるパターンもあるそうです。
体温調整のポイント
猫ちゃんの体温を一般的に38℃程度に維持することが大切と言われています。そのため猫ちゃんの体温を下げず維持するために、猫ちゃんが過ごすゲージなどの環境を湯たんぽや毛布、温かいお湯が入ったポットボトルなどで温めるよう意識しましょう。ただし、40℃を超えてしまうと低温火傷を引き起こしてしまう可能性も出てくるため注意しましょう。
食事について
生後間もない子猫ちゃんの食事についてですが、基本的には2~4時間に一回程度ミルクをあげるのが良いと言われています。ミルクについては、子猫用の粉ミルクを上げるようにしましょう。子猫用のでなければ、栄養が不十分であったり、酵素が消化できないために下痢などの消化器症状を起こす可能性もありますので注意しましょう。子猫ちゃんのミルクの摂取状況を見ながら、ミルクをあげる感覚を調整しましょう。先ほどにも記載したように、臓器が未熟であるため、脱水や栄養不足等になりやすいため、注意しましょう。
参考記事
猫ちゃんが掛かりやすい病気
こちらに掛かりやすい病気や、体調が良くない時の症状についてまとめていますので参考にしてくださいね。
食事の時に気を付けたいポイント
ミルクの温度についても40℃を意識し、これよりも熱すぎず、冷たすぎないようにしましょう。ミルクを飲む際にミルクが勢いよく出過ぎていないか確認するようにしてください。これは、ミルクを勢いよく飲み過ぎる事で、気管に入って(誤嚥)肺炎を引き起こす可能性がありますので注意しましょう。ミルクを飲み終わったら、猫ちゃんを立たせて背中を優しく撫でるように叩いて、排気(げっぷ)させ猫ちゃんのお腹に空気が溜まり過ぎないようにしていきましょう。
トイレについて
生後間もない子猫ちゃんの場合、自分でおしっこやうんちが出来ませんので、おしっこやうんちを促し、排泄を出させるように手伝わないといけません。母猫がいる場合には、おしりを舐めて刺激させることで排泄を促しているそうです。飼い主の方はその母猫の役割をしてあげないといけないため、ティッシュなどでお尻を刺激してあげ排泄を促してあげましょう。子猫ちゃんのウンチの色は緑色~茶色です。人工乳の場合ベージュ~黄色っぽいウンチになります。おしっこについては、薄い尿を出します。ほとんど色が付いておらず、臭いもないそうです。
トイレのポイント
薄いおしっこではなく、濃い黄色いオシッコをしていたら、水分が足りなくて脱水症状を起こしている可能性があります。そのような時には、多めのお湯で粉ミルクを溶かして猫ちゃんに上げるなど工夫をしてみましょう。また、排泄物の色で上記の色以外、下痢が続くなどの症状があれば、病気の可能性もあるため、病院に連れて行ってあげましょう。
清潔面について
ペットショップでの購入であれば、清潔面に問題はない可能性は高いですが、野良猫ちゃんの場合、ノミやダニ、シラミが猫ちゃんと生存しているといった清潔面に問題がある可能性もあるため、シャンプーをして清潔にしてあげる事が大切です。また毛が剥げているといった場合には病院に連れていき治療してあげましょう。
成長しているか評価するために
猫ちゃんが問題なく成長しているか確認するために、毎日体重を測定することをお勧めします。もちろん、1日の増減が多く成長しているのか評価しにくいことはあると思いますが、1週間に10~15g成長していれば問題なく成長しています。もし、成長速度が遅くて心配などあれば病院に連れていき先生にそうだんしてみるのが良いかもしれません。
まとめ
子猫ちゃんの場合、少しの事でも重大な命の危機となる場合も多く存在するようです。ですので、飼い主さんが子猫ちゃんの様子に気付き適切な対応が求められます。育てる事が大変ではありますが、その分猫ちゃんへ愛着も沸くでしょうし、猫ちゃんとしても本当の親の様に愛情を感じると思います。最後まで見ていただきありがとうございました。